Question8
リハビリ中に出血したときにはどのように対応したらよいですか?

2023.12.08

監修

医療法人財団はまゆう会 新王子病院 リハビリセンター長 牧野 健一郎 先生

リハビリ中に出血したときにはどのように対応したらよいですか?

リハビリ中に出血したときは、適切に凝固因子製剤の注射を行ってください。病院でリハビリ中に出血した場合、医療者に伝え、院内で注射してもらいます。また、自宅でリハビリ中に出血した場合は、患者さん自身が注射することになりますが、出血か迷ったときでも、その状況を記録しておきましょう。
なお、出血時にはまずは応急処置としてRICEを行うのが基本です。この機会に、RICEの基本的な方法について確認しましょう。

リハビリ中に出血したときの対処

説明イラスト:「病院で出血した場合」・院内で凝固因子製剤を注射してもらう「自宅で出血した場合」・凝固因子製剤を駐車する・出血か迷うときも、その状況を記録する
説明イラスト:出血時には、まずはRICEで応急処置を

Rest(安静)

出血部位を動かさないように、安静にする

Ice(冷却)

タオルで包んだ保冷剤や氷で、出血部位を冷やす

Compression(圧迫)

圧迫包帯やサポーターなどで出血部位を適度に圧迫する

Elevation(拳上)

出血部位を心臓より高く上げて止血しやすくする

RICEはあくまで応急処置であり、長期間の安静は、関節拘縮や筋力低下につながります。止血して関節の症状が落ち着いてきたら、通常の生活に戻しましょう。

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