医療費助成について

2019.03.11

監修

奈良県立医科大学 血栓止血研究センター センター長 嶋 緑倫 先生

血友病の方が経済的な心配をせずに血友病の治療を受けられるよう、国や自治体が医療費助成制度を定めています。この制度を利用することにより、自己負担なく治療を受けることができます。

図:治療にかかる医療費
  • 受療証が交付されたら、医療機関の窓口で提示してください。
  • 診療費や薬剤費、入院時の食事療養費も助成されます。
  • 引っ越しする場合や、転職などで加入している医療保険が変わった場合には、手続きが必要です。

年齢によって、「小児慢性特定疾病医療費助成制度」と
「先天性血液凝固因子障害等治療研究事業」のいずれかで助成されます。

小児慢性特定疾病医療費助成制度 先天性血液凝固因子障害等治療研究事業
申請について 保護者の住所地の保健所などに申請し、「小児慢性特定疾病医療受給者証」を交付してもらいます 本人の住所地の保健所などに申請し、「先天性血液凝固因子障害等医療費受給者証」を交付してもらいます
対象年齢 満20歳未満
18歳以上はこの制度の新規申請の対象となりませんので、注意が必要です
満20歳以上
小児慢性特定疾病医療費助成制度からの切り替えは自動ではなく、手続きが必要です
有効期限 受給者証には有効期限があります
継続して利用する場合は更新手続きが必要です
受給者証には有効期限があります
継続して利用する場合は更新手続きが必要です
  • 受診する医療機関、保険証、住所、氏名が変わった場合も手続きが必要です。
  • 詳細は自治体によって異なりますので、各自治体にお問い合わせください。

参考:小児慢性特定疾病情報センター https://www.shouman.jp/assist/(別ウィンドウで開きます)

健疾発第0401003号 先天性血液凝固因子障害等治療研究事業の実施についてから作図

2022年3月23日現在の情報です

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