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人力車でめぐる旅
京都嵐山

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人力車でめぐる旅 京都嵐山

2018.09.14

平安の世からの長い歴史を紡ぐ古都・京都は日本を代表する観光地。
学生の頃、有名な寺社をいくつか見て回った覚えはあるが、思い返すと、それ以降、訪れたことはなかったかもしれない。そこで、久しぶりに京都を散策してみることにした。
今回訪れたのは京都市内からやや離れた嵐山。以前、どこかのウェブサイトで、人力車で嵐山観光をする記事を見て以来、気になっていたのだ。車夫さんにガイドしてもらいながら、歩くことなく楽々と観光できてしまうなんて、最高じゃないか!天気に恵まれたある休みの日、ワクワクする気持ちを抑えきれずに阪急電車に飛び乗り、嵐山へと向かった。

嵐山駅(阪急電鉄) 10:00

嵐山駅は阪急電鉄嵐山線の終点だ。ホームの端が緩やかなスロープになっていて、その先に改札口がある。こうしたつくりだと駅を出るのが楽なので、ありがたい。
http://www.hankyu.co.jp/station/arashiyama.html

外部サイトに移動します。

リンク先のウェブサイトは中外製薬株式会社が運営するものではないことをご了承ください。

ちなみに、嵐山には阪急電鉄「嵐山駅」のほか、京福電気鉄道嵐山本線、通称・嵐電の「嵐山駅」とJR西日本「嵯峨嵐山駅」もある。待ち合わせなどのときには間違えないよう注意したい。

渡月橋 10:10

駅を出て数分歩き、お目当てのひとつである渡月橋に到着。嵐山を代表するスポットだけあって、見た目ももちろんいい味を出しているが、月が橋を渡るように見えたことからその名がついたという由来もまた、趣深い。その姿をいろんな角度から眺めて満喫した後、いよいよ渡る。

人力車乗り場 10:30

橋を渡ると、人力車乗り場は目と鼻の先。予約済みだからすぐに乗ることができた。
今、歩いて来たばかりだが、人力車でも渡ってみたくて、まずは渡月橋へ。下を流れる川は、渡月橋周辺では「大堰川」と呼ぶが、上流を「保津川」、下流を「桂川」と川の名を呼び分けること、そして橋のすぐ上流では水力発電をしていて、橋の照明はその電力で灯されていることなど、車夫さんがあれこれ教えてくれた。知らなかったことばかりで、人力車観光のメリットを早くも実感。

嵯峨野 竹林の道 10:45

お店が連なるメインストリートを左へ曲がると、そこは竹林の道の入り口。竹林の中を小道がすっと貫く、テレビやウェブサイトで見たあの景色が目の前に現れた。何人もの観光客が歩いているのに、心なしか空気も澄んでいるような気がして、とても清々しい。途中、道が二手に分かれると、人力車はさらなる小道へと入っていく。聞くと、竹林の混雑緩和のため管理用道路を活用して歩車分離区間とした、いわば人力車専用の道なのだそうだ。周りから人がいなくなると、まるで竹林を独り占めしているようで、何ともぜいたくな時間にしばし浸る。

清凉寺 11:00

徳川5代将軍・綱吉の生母である桂昌院とも縁のある清凉寺。京都の八百屋の娘だった桂昌院が、将軍家の側室にまで上り詰めた逸話から、「玉の輿」という言葉は桂昌院の通称「お玉の方」の「玉」に由来するとの説もあるそうだ。
ご本尊は、1000年以上前に今の中国でつくられ、終戦後、その体内から当時入れられた絹製の五臓六腑が発見されたという国宝指定の釈迦如来。つまり、中国では1000年も前に人体のつくりが解明されていたということになる。これにはびっくり。
このお寺は、門前に短い階段があるものの境内は平坦で広々としていて、歩きやすい。

宝筐院 11:20

宝筐院は庭園の紅葉の見事なことで知られるスポットで、その美しさたるや、車夫さんの個人的見解によると「京都で一番!」らしい。そこまで言われると、今は紅葉の時期ではないのに、中の様子を見てみたくなってしまった。入ってみると、庭の緑はきれいな色を保っていて美しく、鮮やかな紅葉が庭を彩る絶景を想像すると、再訪せずにはいられない。よし、その頃になったらまた来よう!
ここは境内に入るときの段差が数段しかないばかりか、庭園も石畳状になっていて、清凉寺と同様に難なく散策できる。

入場には拝観料が必要(高校生以上500円、小中学生200円)

嵯峨鳥居本 12:00

途中、夏の「京都五山送り火」で鳥居形が点火される山を間近に見つつ、人力車は昔ながらの民家が左右に連なる通りに入る。ここは嵯峨鳥居本という地域で、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されているとのこと。まるでタイムスリップしたかのような、情緒あふれる町並みだ。この風情をじっくり堪能したいので、人力車はここで降りることにした。町歩きを楽しみながら、嵐山の中心部へゆっくり戻ることにしよう。

お世話になった人力車の車夫の方

ランチ 13:00

気ままにぶらぶら歩いて竹林の道まで戻ってきたら13時になっていた。ちょっとゆっくりし過ぎたかな、もう腹ペコだ。竹林の道の入り口にあるお店で、京都らしく和食で腹ごしらえといこうか。自家製だという胡麻豆腐や湯葉、甘味のわらび餅までどれも美味しく、しかも結構なボリューム!大満足のランチタイムとなった。

嵐山駅まで散策 14:00

午前中に人力車で通った道を駅に向かって戻る。お土産に何を買おうかな~、と思案しながら右に左に歩いていると、お昼を食べたあのわらび餅が売られていたので即決でお土産として購入。店の向かいには天龍寺というお寺があり、調べてみると古都京都の文化財のひとつとして世界遺産に登録されている名刹らしい。境内は広く、散策に時間がかかりそうなので、また今度ゆっくり訪ねるとするか。
天龍寺の横から脇道に入ったら、嵐山羅漢という羅漢像の一群に出くわした。眺めていると何だか穏やかな気持ちになった。

嵐山駅(阪急電鉄) 15:00

渡月橋をまた渡って、今日の旅のゴール・嵐山駅に戻ってきた。ここは始発駅だから、電車では座って帰れそうだ。

もう少し足を延ばすなら...化野念仏寺

嵯峨鳥居本の少し奥にある。「化野」は地名で「あだしの」と読む。一帯は古くは風葬の地だったが、やがて土葬となるにつれて石仏が立てられるようになった。石仏はいつしか無縁仏となり、長く山野に散乱していたが明治時代に集められ、今は境内に配列されて「西院の河原」として奉られている。

入場には拝観料が必要(大人500円、中学生・高校生400円)
http://www.nenbutsuji.jp/index.html

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もう少し足を延ばすなら...嵐電 嵐山駅

嵯峨野トロッコ列車(トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅を結ぶ嵯峨野観光鉄道)や保津川下りは今さら紹介するまでもない有名なアトラクションですよね。今回は嵐山のそれこそ足下、天龍寺門前の嵐電嵐山駅を紹介。暗くなってからがお楽しみです。林に見立てられた京友禅のポールがライトアップされます!その数、約600本!観光の最後に「キモノフォレスト」と呼ばれる癒しの空間にぜひ立ち寄ってみてください。

監修者からのコメント

京都・嵐山には世界遺産や文化遺産が数々あり、桜や紅葉の名所も多く、四季折々の美しい景色を楽しむことが出来ます。沢山の見どころがありますので、休憩をとりながらゆっくりみて回ることで京都の風情を存分に楽しみたいですね。

監修 荻窪病院 血液凝固科 部長 鈴木 隆史 先生

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