出血してしまったときはどうしたらよいですか?
出血の部位、程度によって対処法が異なります。
口の中が出血した場合、出血部位を押さえて血を止めることが難しい、常に唾液で洗われるのでかさぶたができにくい、食事や会話などで常に口の中が動いている、などの状態があるために血が止まりにくくなることがあります。小さな出血であれば、止血剤の使用や凝固因子製剤の使用で止めることができますが、抜歯のあとなど、なかなか血が止まらないこともあるので注意が必要です。
出血した時の対処法を下記にまとめました。
出血した時の対処法を下記にまとめました。
1.出血部位を明らかにする
どこから出血しているかをまず確認します。舌と歯ぐきの間や、喉のあたりから出血している場合は、
窒息の危険性もあるため特に注意が必要です。
窒息の危険性もあるため特に注意が必要です。
2.症状別の対応方法
少数歯の歯ぐきからの
自然出血
自然出血
定期的に製剤の投与を行っていて、止血がコントロールされている患者さんの場合は、丸めたガーゼを噛んで患部を圧迫すれば血は止まることが多いです。
なかなか血が止まらない場合は、まず血友病主治医や歯科口腔外科医/歯科医に連絡し、対応を相談するようにしましょう。凝固因子製剤の補充やトラネキサム酸などの投与が検討されます。
なかなか血が止まらない場合は、まず血友病主治医や歯科口腔外科医/歯科医に連絡し、対応を相談するようにしましょう。凝固因子製剤の補充やトラネキサム酸などの投与が検討されます。
歯ぐき全体からの
自然出血
自然出血
重篤な出血傾向の兆しであることも考えられるため、血友病主治医や歯科口腔外科医/歯科医にすみやかに連絡する必要があります。
血のかたまり(血腫)
の形成
の形成
口の中の粘膜に血腫ができた場合は、重篤な出血傾向の兆しであることも考えられます。特に喉の奥や舌と歯ぐきの間に血腫が生じた場合は、窒息の恐れもあります。
血友病主治医や歯科口腔外科医/歯科医にすみやかに連絡しましょう。
血友病主治医や歯科口腔外科医/歯科医にすみやかに連絡しましょう。
外傷による出血
転んで口をぶつけたり、誤って舌や頬などを噛んだりしてしまった場合は、出血することがあります。
出血部位や程度にもよりますが、圧迫だけでは止血困難な場合が多く、凝固因子製剤の補充や、縫合処置などの専門的な処置が必要になることがあります。必ず血友病主治医や歯科口腔外科医/歯科医に連絡し、対応を相談するようにしましょう。
出血部位や程度にもよりますが、圧迫だけでは止血困難な場合が多く、凝固因子製剤の補充や、縫合処置などの専門的な処置が必要になることがあります。必ず血友病主治医や歯科口腔外科医/歯科医に連絡し、対応を相談するようにしましょう。
抜歯後出血
丸めたガーゼなどを噛むことによる圧迫が止血には有効です。
圧迫だけで止血しない場合は、凝固因子製剤の補充、トラネキサム酸の投与、縫合処置などの専門的な処置が行われることがあります。血友病主治医や歯科口腔外科医/歯科医の指示に従うようにしてください。
圧迫だけで止血しない場合は、凝固因子製剤の補充、トラネキサム酸の投与、縫合処置などの専門的な処置が行われることがあります。血友病主治医や歯科口腔外科医/歯科医の指示に従うようにしてください。