Question7
血友病患者さんがリハビリを行う上で、どのようなことに注意が必要ですか?

2023.12.08

監修

医療法人財団はまゆう会 新王子病院 リハビリセンター長 牧野 健一郎 先生

血友病患者さんがリハビリを行う上で、どのようなことに注意が必要ですか?

血友病患者さんのリハビリでは、出血に注意する以外は、ほかの疾患のリハビリと変わりありません。適宜、装具の利用も検討します。なお、以下の症状がある場合は、出血している可能性があるので、リハビリは行わないでください。
1日の運動目標は、少しずつ運動量(負荷や時間など)をあげていくのがポイントです。これまでより10分長く歩くなど、少しがんばれば達成できそうな目標を設定します。目標達成にむけた好循環サイクルで、リハビリを継続することが重要です。

以下の症状がある場合は、リハビリは行わず血友病診療医に相談

痛みがある
  • 動かさなくても痛い
  • 動き始めが痛い
  • 関節に力を入れると痛い
  • 関節に体重をかけると痛い
関節や筋肉が熱っぽい
  • 他の部位に比べて、熱感がある
関節が腫れている
  • 関節が腫れていて押すと痛い
  • 頭痛・発熱・悪寒など全身状態が悪い
  • リハビリを続けたら、症状が悪化した
  • リハビリ中、関節に違和感があった
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