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こんなとき利用できる! さまざまな助成制度&福祉サービス
血友病の方は、医療費助成のほかにも日常生活において必要な装具や設備などに対し、助成制度や福祉サービスの対象となる場合があります。
血友病には関係しない疾患の治療費が高額になってしまった
子どもの医療費助成制度
お住まいの自治体によって制度の呼称や助成を受けられる年齢、自己負担額、所得制限の有無などは異なりますが、この制度を利用することで医療費の自己負担額が軽減されます。
問い合わせ先:お住まいの市区町村
医療保険の高額療養費制度
高額療養費制度とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。自己負担限度額は所得によって異なります。
事前に「所得区分」が認定された「限度額適用認定証」を発行してもらうことで、医療機関の窓口での支払いが自己負担限度額までとなり、払い戻しのための申請が不要となることもあります。
問い合わせ先:ご加入の医療保険の窓口
在宅家庭輸注を開始するのに不安がある
訪問看護サービス
看護師が自宅を訪問し、点滴・注射などの医療処置を行うことができる制度です。
問い合わせ先:受診している医療機関、お近くの訪問看護ステーション、地域包括支援センター など
身体障害者手帳の福祉サービス(地域生活支援事業による日常生活用具給付等事業)
身体障害者手帳で日常生活用具として給付されるケースがあります。
問い合わせ先:お住まいの市区町村
子どもが頭蓋内出血を起こして重度の障害が残り、在宅介護をすることに。ヘルパーを派遣してほしい
身体障害者手帳のサービス(自立支援給付)を利用
身体障害者手帳を取得している際に、他の手帳*がある場合にはそれらも考慮のうえ、申請により自立支援給付のうち介護給付としてヘルパー派遣のサービスを利用できます。
問い合わせ先:お住まいの市区町村
*他の手帳:療育手帳や精神障害者保健福祉手帳
自宅にてすりやスロープを設置したい/使いやすい便器に交換したい
小児慢性特定疾病児童等日常生活用具給付事業を利用
小児慢性特定疾病医療受給者証を持っている20歳未満の患者さんにはこの制度が適用され、用具が給付される可能性があります(所得制限あり)。
https://www.shouman.jp/assist/utensil (外部サイトに移動します)
身体障害者手帳のサービス(地域生活支援事業による日常生活用具給付等事業)を利用
身体障害者手帳を取得していると、手すりやスロープ、洋式便器への取り換え、ドアから引き戸への交換、滑り防止などを目的とした床材の変更など、自宅での生活動作などを円滑にするための住宅改修に対する給付を利用することもあります。
問い合わせ先:お住まいの市区町村
関節の保護を目的とした装具を使用したい
医療保険で治療用装具として作成
治療用装具として作成する場合は、いったん装具業者に代金を支払う必要がありますが、医療保険から7割が払い戻されます。
問い合わせ先:ご加入の医療保険の窓口
身体障害者手帳のサービス(自立支援)で補装具として作成
職業、その他日常生活の能率の向上を図ることを目的とした補装具を購入(修理)する場合、その費用のうち原則9割が支給されます(所得制限あり)。利用には事前申請が必要です。
問い合わせ先:お住まいの市区町村
歩行補助つえ、または車いすが必要に
身体障害者手帳のサービス(自立支援)で補装具として作成・購入
職業、その他日常生活の能率の向上を図ることを目的とした補装具を購入(修理)する場合、その費用のうち原則9割が支給されます(所得制限あり)。
問い合わせ先:お住まいの市区町村
小児慢性特定疾病児童等日常生活用具給付事業を利用
車いすが給付の対象となる種目の一つとなっている自治体もあります
https://www.shouman.jp/assist/utensil (外部サイトに移動します)
2024年5月24日現在の情報です