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ヘムライブラとは

2022.06.20

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監修

奈良県立医科大学 血栓止血研究センター センター長 嶋 緑倫 先生

ヘムライブラは、抗体医薬品です。

  • 「抗体」は、からだの中にある免疫グロブリンというタンパク質です。体内に侵入した病原体などの異物(抗原)に結合します。ひとつの抗体は特定の抗原とのみ結合します。
  • 「抗体医薬品」とは、抗体が特定の物質と結合するという性質を応用した医薬品です。
  • 抗体は「Y」の字の形をしていて、「Y」の字の先端の2ヵ所で特定の抗原と結合します。通常の抗体は左右が同じ抗原と結合します。
  • ヘムライブラはバイスペシフィック抗体と呼ばれ、左右で異なる抗原と結合するように改変された抗体医薬品です。
イメージ図:通常の抗体の構造/バイスペシフィック抗体

井川 智之:YAKUGAKU ZASSHI 137(7):831-6, 2017

北沢 剛久, 嶋 緑倫:生化学 89(3):325-32, 2017

(本論文の著者に中外製薬の社員を含みます)

  • ヘムライブラは、日本国内で作られた医薬品です。

第VIII因子の代わりに働くことで止血を進めます。

  • ヘムライブラは、「Y」の字の先端の2ヵ所のうち、一方で活性型第IX因子に、もう一方で第X因子に結合します。
  • その結果、血液凝固第VIII因子の代わりとなって機能し、止血を進める働きをします。
イメージ図:第VIII因子の働きとヘムライブラが作用するしくみ

北沢 剛久, 嶋 緑倫:生化学 89(3):325-32, 2017

(本論文の著者に中外製薬の社員を含みます)

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