二次止血とは

2024.07.18

監修

奈良県立医科大学 小児科学教室 准教授 荻原 建一先生

血小板血栓による一次止血は、あまり丈夫ではなく、出血を完全に止めるには十分ではありません。これを補強するため、血液凝固因子を介した二次止血が行われます。
二次止血では、凝固因子が次々に反応していき、トロンビンの作用でフィブリノゲンがフィブリンに変化し、フィブリンが網目状のガッチリした膜を作り、血小板血栓を固めます(フィブリン血栓)。これにより止血が完了します。
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