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気を付けたい上履き

2018.01.25

監修

特定非営利活動法人(NPO)オーソティックスソサエティー 理事長 整形外科医 内田 俊彦 先生

内田 俊彦 先生

血友病のお子さんでは、幼稚園や学校の上履きへの対応も必要です。
心配なことがあれば、フットケアトレーナーや整形外科医に相談しましょう。

血友病のお子さんの場合の靴選びは、基本的に血友病でないお子さんの場合と同じです。ただ、血友病のお子さんには血友病性関節症の発症を防ぐべく、できるだけ足首に負担をかけない靴を選びたいものです。とくに注意していただきたいのは、幼稚園や学校指定の上履きです。なぜなら、指定の上履きの多くは、バレエシューズのような靴底が薄くて全体的に湾曲しやすく、踵(かかと)から足底の中央部分までに“シャンク”という芯(補強材)が入っていない、柔らかすぎる構造になっているのです。これでは足を安定させることができず、足首にも負担がかかってしまいます。

そこで、できれば幼稚園や学校の先生に、「足首にケガをしやすい体質だから注意するようにと医師からいわれている」と理由を説明し、スニーカータイプの靴を上履きにできるよう配慮してもらうとよいでしょう。ただ、そうすると指定外の上履きを履いていることが、いじめの対象になる可能性も否定できません。そのような懸念がある場合は、甲の部分のゴムバンドをつまんで縫い縮めたり、クッション性の高い中敷きを入れたりして、みた目は指定の上履きからは大きく変えずともできる工夫を施すようにしましょう。

こうした工夫についても、シューフィッターやフットケアトレーナーに気軽に相談するとよいでしょう。また血友病性関節症については、血友病のお子さんそれぞれの関節の状態が異なるので、主治医や主治医と医療連携している整形外科医に相談するようにしてください。

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