行先を確認する
まず、いつ、どこへ、どのくらいの期間の留学とするか、その場合にどのくらいの費用になるのかを確認しましょう。また、血友病の診療が可能な医療機関があるのかも調べておきましょう。
これまでは英語を学ぶ際の渡航先としては、アメリカやイギリス、オーストラリアなどを選ぶ方が多かったのですが、近ごろは同じ英語圏のフィリピンやフィジーなども人気があります。同じ国でも大都市か地方都市か、またホームステイか学生寮かによっても過ごし方が大きく変わってきます。
行き先の好みだけでなく、「何が体験できるか?何を学べるか?」をしっかりと比較検討してプログラムを選ぶとよいでしょう。語学については、現地に行けば何とかなるという考えはやめましょう。出血して受診することを想定し、自分の体調などを説明できるよう準備しておきましょう。
- チェックリスト
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- 英語圏であってもさまざまな国や都市があるので、渡航先を選ぶ
- 滞在先はホームステイか学生寮のどちらにするか、比較検討する
- 自分の体調は滞在先の言語で説明できるようにしておく
- 現地で血友病診療が可能な医療機関を調べておく
情報を集める
まずはできるだけ多くの情報を集めなければなりません。なるべく信用できる情報源から最新の情報を入手するよう心がけてください。
国によっては、駐日各国大使館のホームページで留学情報を提供している場合もあります。また、インターネットにはさまざまな留学情報サイトがあり、学校のプログラムや特徴、費用などが詳しく掲載されています。なお、留学中の学生のブログやSNSなどからも現地の生の情報を得られますが、個人の感想も多いので参考程度にとどめておきましょう。
- お役立ち情報 1
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公式ホームページ
【 アメリカ留学 】
- 在日米国大使館・領事館ホームページ
https://jp.usembassy.gov/(外部サイトに移動します) - 日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)
http://www.fulbright.jp/(外部サイトに移動します)
【 イギリス留学 】
- ブリティッシュ・カウンシル
https://www.britishcouncil.jp/studyuk(外部サイトに移動します)
【カナダ留学】
- カナダ大使館ホームページ
http://www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/study-etudie/index.aspx?lang=jpn(外部サイトに移動します)
【オーストラリア留学】
- 在日オーストラリア大使館ホームページ
https://japan.embassy.gov.au/(外部サイトに移動します) - オーストラリア政府公式留学情報ウェブサイト
https://www.studyaustralia.gov.au/ja(外部サイトに移動します)
【 ニュージーランド留学 】
- NEWZEALAND EDUCATION
https://www.studyinnewzealand.govt.nz/jp/nzfair/(外部サイトに移動します)
【 日本の公的支援機関 】
- トビタテ!留学JAPAN(文部科学省)
https://www.tobitate.mext.go.jp/(外部サイトに移動します) - 海外留学支援サイト(独立行政法人日本学生支援機構)
http://ryugaku.jasso.go.jp/(外部サイトに移動します) - NPO法人留学協会
http://www.ryugakukyokai.or.jp/(外部サイトに移動します)
- 在日米国大使館・領事館ホームページ
血友病の診療が可能な医療機関を調べる
留学先での万が一の場合に備えて、血友病の診療が可能な医療機関を世界血友病連盟(World Federation of Hemophilia:WFH)のウェブサイト(https://wfh.org/(外部サイトに移動します))で調べ、所在地などを把握しておきましょう。現在、使用中の製剤が留学先の国で未承認の場合もあります(国策として1種類しか承認していないことがあります)。主治医の先生を通して各メーカーに、その国での使用状況や未承認の場合、代替製剤としてどんな薬剤が入手できるのかを確認しておきましょう。
- お役立ち情報 2
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世界血友病連盟(World Federation of Hemophilia:WFH)のウェブサイトで血友病診療が可能な医療機関を調べる方法
世界血友病連盟(World Federation of Hemophilia:WFH)のウェブサイトにアクセスする https://wfh.org/(外部サイトに移動します)
2024年1月22日現在の情報です