包括医療とは

2024.07.18

監修

聖マリアンナ医科大学 小児科学 講師 山下 敦己 先生

多職種の医療従事者が協力して、単に疾病に注目するだけでなく、健康時、健康破綻時、回復後の全般にわたって包括的に患者さんを診療する医療のこと。
血友病包括医療の最大の目的は、患者さんのQOLを可能な限り健康な人に近づけることです。血友病治療センターのような場所で、小児科や内科の血液専門医だけでなく、整形外科・歯科口腔外科など関連診療科の医師や看護師、ソーシャルワーカーなど多職種が互いに連携を取り、サポートします。出血予防、関節や筋肉障害の長期的管理、インヒビターの発生や輸血感染症を含む合併症の管理などが、QOLの向上への鍵となります。
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