血友病性関節症とは

2024.07.18

監修

奈良県立医科大学 小児科学教室 准教授 荻原 建一先生

血友病の最も特徴的な出血症状の一つに、関節内で生じる出血(関節内出血)があります。関節内出血が繰り返し起こると、関節の内側にある滑膜という部分が増殖して炎症が生じ、痛みや腫れの原因となります。この炎症状態が慢性化してしまうと、関節軟骨が破壊され、骨が変形し、激しい痛みで関節を動かしづらくなります。足や肘・膝の関節に起こりやすく、特に足関節は歩行の際に体重の負荷がかかるため、好発すると言われています。
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