幼稚園・保育園・学校への説明はどうしたらいいでしょうか?

2024.07.08

監修

荻窪病院 血液凝固科 部長 鈴木 隆史 先生

荻窪病院 血液凝固科 長尾 梓 先生

幼稚園・保育園・学校への説明はどうしたらいいでしょうか?
安全な集団⽣活・学校⽣活には、出⾎の早期発⾒・治療が重要なため、周囲の⽅に⾎友病を正しく理解してもらうことは⼤切です。しかし、病名を伝えることで不利益が⽣じる可能性がある場合は出⾎時の症状についてのみ説明し、緊急連絡先を伝えるというのも良いかと思います。

周囲に対してお⼦さんの体質をどのように説明し、理解していただくか、とても悩ましい問題です。⼀⽅で、より安全な集団生活・学校生活を送るためには出⾎を早期に発⾒し治療へとつなげることも必要と考えられます。このためには、周囲の⽅に正確な情報を伝え⾎友病の症状を正しく理解してもらうことが⼤切です。
しかし、病名を伝えることで不利益が⽣じる可能性がある場合には、「⾎が出たら⽌まりにくい」「あざができやすい」といった⾎友病の出⾎症状について説明し、元気がない、頭をぶつけた、歩き⽅がおかしい、痛がる、といった時に迅速な対処ができるよう、保護者や⾎友病のかかりつけ医などの緊急連絡先を伝えるようにするというのも良いかと思います。周囲の⽅への説明には、「周りの⽅への説明書」も活⽤いただけます。(周りの⽅への説明書
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